第3回 進歩させるシンポジウム ~世代間(ジェネレーション)ギャップ編~ in 彦根西今治療院

今回は、急遽九州は、福岡からの刺客デス。

シンポジウム:

ひとつのトピックに対して、年齢、経験、性差などお互いの意見をぶつけ合う場所。

といっても、オフトピックもOK!お互いを、知るためには、オフトピックの方が、

その人のイメージが湧いてくることが多いです。

なるほど、そういう考え方もあるね、いやいや、それは違う・・・

キタンナク言い合えることが、望ましいですが、

そこは、やはり距離感を図りながら、最終的に前向きになれるといいですね。

トピックは、「ツーリズム」に、ついてだったんですが、

ここで書きたいことは、

オフトピックの

『世代間ギャップ』について、です。

今の若いものは、けしからんのではなく、実は自分もそうだった説!

今回のシンポジウムは、あまり時間がなくて

ランチタイムに、行いました。。ツーリズムについて盛り上がり、お互いの意見交換のあと、

遠方から、来てくれたので

「駅まで送るわ・・・」と言った後の車中の会話

「ビバシティに、用事あるので、そちらに送ってください。」

そう言われたとき、ちょっと考えました。

彼は、28歳で、何事にも積極的に思えたし、仕事柄、社会性もある印象でした。

気分を害したわけでは、ありません。

相手の好意(せっかく来てくれたんだから駅まで送る)に、

自分の意思(ビバシティに用事がある)で、答えること。

南彦根駅とビバシティは、近くなので、特に気にならない距離です。。

私の感覚や世代では、ちょっと常識がない、でも彼は普通だと思っているはずです。

わざと、相手を使ってやろうという、意図はないハズ。

いわゆる悪ノリではないはず。。

推測ですが、たぶん友だちにも似た「親近感」を覚えたのかも・・

身内や友だちであれば、そんなに問題ない、些細なこと。

でも、初対面に近い関係です。

誰かが言っていたのは、若い人と接するときに、

ひとつの基準にしているのは、

まず、若い人が敬語で喋っているうちは、年上のものは、

尊敬してるのではなく、警戒していて心を許していない。

(敬語さえ、使っとけば、まぁいいやろうと思われている)

そして、敬語を話さなくなって、心を許す段階が、ファーストステップで、

そこを、経てから、もう一度敬語になってはじめて、お互いが、

打ち解けた(アイスブレイク)ことになるのかも、ということです。

ずっと、タメ語で話されると、こちらがストレスになるし、

いい関係になるには、年下のものが、ある程度敬語で話しつつ、

ときには、歳上だから偉いなんてなくて、お互い完璧じゃないのだから、

いじりいじられる関係が理想だと思います。

若い人に合わせ過ぎてもいけないし、かといって、

こちらの感覚を押しつけてもいけない。

それをそのまま、当てはめると、ファーストステップは、クリアしたのかも笑。

普段、組織で働いていないので、会社の人間関係のストレスはないですが、

フラットに、関係性を築くにも、スキルが、必要です。

う~ん、

それと、もうひとつ理由があるかも。。

浮かんだのは・・・「タイパ」。

彼が普段から「いかに効率よく仕事」にこだわっていて、

相手の感覚を、考えられない。。というか、考えない方がいい。

自分の感覚(自分のタイパ)が全てだと思っている。。

自分の主張を言うことに躊躇がない。。

もちろん、無意識でしょうが。。

自分の感覚なら、きっと

南彦根駅まで送ってもらって、その後、歩いてビバシティに行きます。

そこに、面倒くささは、ありません。

もしくは、他の言い方で

「実は、ビバシティに用事がありまして、

そのあたり、どこでも蹴り落として、くれたらそれでいいんで・・・」とか

「ビバシティに送って」と言えるまでには、もっと関係性のステップがいります。

誤解なく、彼を批判しているのではなくて・・・。

自分が20代のときなら・・・

いや、もっと人の気持ちを害することを言ってた気もします。

あのとき、同僚から「わがまま」と揶揄されていました。

たぶん、自分勝手なところもあったから。痛い目にあって、少しは直った気もします。

彼は、

アメリカの大学に籍を置き、いろんなことに挑戦していて

話を聞いていて

聡明だと思いましたし、

何かをやってやろうと考えていて、素晴らしいと思いました。

時代を遡って

昔の感覚について、ひとつエピソードがあるので、紹介したいと思います。

自分が小学生の頃、校長先生が全校生徒の前で喋ったこと。

『相手の好意への受け答え』『素直さ』について

児童の前で話していたこと。

電車で、鉢合わせた、おばあさんさんと若い女性のワンシーン。

当時、(多分40年前)ファッションで、シャツを出すのが、流行っていて

それを知らないおばあさんが、若い女性に

「あなた、シャツ出てるわよ」と親切心で言ったところ

その女性は、「あ、すいません、ありがとうございます。」って

シャツをパンツの中に入れたそうです。

そして、おばあさんが、電車を降りた後に、

車内の端の方に行って、シャツを戻したそうです。

日本人の持つ、素直さ、年配の方への敬意みたいな、時代が残っていたこと。

その当時の校長先生の話の印象が残っていて、思い出しました。

私の小学生のときですから・・・。

そういう人(年配の方に素直になれる人)が当時でさえ、

少数派だったのに、あれから40年も経てば、

常識も変わって当然です。

普段の仕事で、そういう世代の方と接するので、その感覚がまだ理解できますが

それを人に話すなら、相手を選びます。

考えてみれば、自分もそんな素直さが、なくなっている気が

します。

今回は、急な来客でしたが、

毎回同様、カレーを食べながら、約1時間だけ。

駆け足で、もう少し時間が欲しいところですが、しょうがないですね。

今度、私が九州に行ったときにでも。

シンポジウムは、不定期にやっています。

2024・3・8 スコットワークス 武田 雅裕

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