第2回 進歩させるシンポジウム ~開業編~ in 彦根西今治療院

シンポジウム:

1つのトピックに対して、年齢、性別、経験などいろんな立場や角度から見ることによって、

自分の視点が狭かったかも、こんなことを他の人は考えているんやなど

参加者に新たな視点や再発見できたら、うれしいなというもの。

完璧じゃない自分に対して、ちょっとでも前向きな見方ができたり、

やる気になったりするかもしれない的な、企画なので、

年上の人が幅を利かせる会議みたいに、空気感で同調を促したり、

一般化してることを確認し合うみたいなことはやらないことを心掛けています。

(結果的にそうなっていたらごめんなさい)

では、今回のテーマは「開業」についてしゃべってみました。

個人事業するならそれなりにお金がかかるので、よりよい開業にするために・・・

今回の主役は、33歳の男性です。

会話の中のトピックを一つ抜粋して、紹介いたします。

開業に必要なこととは・・・?

➡スキルじゃなくて、なんでもやってみよう!説

会社で、何年も勤めると、なにがしかのスキルはつきます。

営業のスキル、パソコンのスキル、管理のスキルなど

自分の好きなことを深めると、なにがしかのスキルはつきます。

写真のスキル、動画のスキル、歌のスキルなど

履歴書に書ける、資格や特技は、何ですか?

会社に入るときは、会社は会社の都合で人を採用し、個人は、個人の都合で会社に入ります。

さて、会社に属さず、開業に必要なものとはなんでしょうか?

スキルがある人がみな、事業を始めるとは限りません。

多くの人はスキルはあるけど、開業しません。

この人、能力あるのになんでそこで、くすぶっているんだろう!?

自分でやれば、きっと成功できるのに…

そういう場面に出くわすことがあります。

そこで、ふと立ち返るのが、

スキルとは違う別の感情のようなものの存在。

何でもやってみたいという好奇心や自信めいたもの。

もしくは、自分でやらないと気が済まない。

人に言われてやることが嫌い。

だから・・・開業に必要なのは、その人の内面なのかなと思いました。

もしくは、『開業』という言葉を、『自立』という言葉に置き換えてもいいのかもしれません。

以前、こんな女性がいました。

話題は、玉の輿願望について―

「たとえ、お金持ちの人と結婚したからといって、別に私自身がセレブになるわけじゃないし、

あんまり関係ない」って

断言していました。

自分に自信があるんだなと思いました。

挑戦か、それとも安定か、この二者択一みたいに思いますが、

それよりも、アイデンティティーみたいなものかもしれません。

なんとなく、先祖から引き継いだものが、何かに触発されて芽生えるみたいなもの。

合理的な理由から考えると、開業は割が合わない場合が多いです。

おおよその職業や仕事は、すでにあって、それを一から始める理由は、特別ありません。

自身も、開業して何年かは、アルバイトしながら生計を立てていましたし、

多分、生活費が稼げなくなれば、またアルバイトするでしょうし、別のことをしている可能性もあります。

もちろん、自分の軸足(今の仕事)は、しっかり置いておくのを条件にして。

 別の方の開業は、サラリーマン生活に別れを告げて、家族もいましたが、奥さんも反対せず、

いろいろやってみたそうです。いろんなものに手を出して、

その都度何百万単位のお金が無くなったこともありました。

退職金が消えていく日々に、不安はあったと思います。

ただ、性格上、火の車にならないと自分は力が出ないともおっしゃっていました。

今年、娘さんが大学出たとかで、それなりに役目としては、区切りかもしれません。

 共通して言えるのは、まずひとりではじめたら、当初何もできないということです。

会社であれば、仕事を与えられて、それをこなすことで、評価されますが、ひとりで始めると

そもそも仕事がないわけなので、仕事を取りにいくことからはじめないといけません。

荒野に放たれたうさぎ⁈は、けっこう弱いので、

そこで耐えないといけない時期があって、

昔の仕事の延長や同様の業種で誰かから引き継いで開業する場合と、

ゼロから始める開業は、少し意味が違って

今回の33歳の男性は、ゼロから始める開業です。

 ちなみに、やりたいことをやるためにという理由で、開業したいと言う方もおられます。

自営は、その裁量があるので、やりたいことはできます。

ただ、それに付随して、やりたくない仕事(得意でない仕事)も、しないといけません。

営業的なこと、管理的なこと、経理的なこと、財務的なこと、

その他、自分が活かしたいスキルだけでは、成り立ちません。

やりたいことをやるために始めたのに、なぜかやりたくないことに時間がとられたり、

「あれ、おかしいな・・・。」そう思うことは多々あります。

結局は、やりたいことをするためには、やりたくないこともやらないといけないと、

はっと気づきます。

だから、とやかく言わずに、なんでもやってみよう!と思える人が、事業に向いているのではないでしょうか。

 ですので、33歳の方へのエールとしては、

行動力!なんでもやってみたい!精神!!

ほとんどが、失敗に終わりますが、それは授業料のようなもので、

個別に判断すると、回収できない不良債権ですが、それはそれでいいのです。

コスパよく生きようなんて、思わない方がいいです。

自分は何も知らないバカなんだと思うことが、とても大切で、

かしこい雰囲気は出さない方がいいです。

仕事がとれませんから。

そして、何でもやった結果として、自信とスキルが身につくと思います。

今回は、55歳 49歳 33歳 の男性3人で、やってみました。

約4時間、カレーを食べながら、ビールを飲みながら、開業や仕事について、話しました。

たまに話題は反れたりしますが、それもまたよしで・・・

こちらでは、シンポジウムは不定期に開催しています。

おもしろそうな人を見つけては、人を組み合わせてみて。

思い赴くままに、適当に。

次回は、家から外に出て、「バドミントン」をテーマに、プロシードアリーナでやってみたいと思うのと、

または、治療院の隣の部屋で「お米」

はたまた「デザイン」についてシンポジウムをやってみたいなと、思っています。。

2024・2・9 彦根西今治療院の隣の部屋 スコットワークス 武田 雅裕

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