第6回 進歩させるシンポジウム 彦根の未来編 in 鳥羽や旅館

立場の違う両名が共通のトピックに対して語り合う場所

それがシンポジウム。

今回は、はじめての公人、和田かずしげさんと、

鳥羽や旅館にて談笑しました。

和田さんの肩書きは、

(普段は、相手の名前は明かさずブログ書いてますが、公人ということで)

彦根市議会議員、老舗旅館「鳥羽や」館主。

彦根城のお堀の屋形船を運営するNPO法人理事。

観光のど真ん中にいる和田さんと、場末感漂う一軒家で仕事している私。

真ん中と端という対称的なふたりです。

テーマは『観光』について、お話しました。

和田さんは、私より年上で56歳、気さくな印象と、

聞けば、彦根の観光事業について、何でも答えてくれる政策通。

私が誤解しているところもあり、

何でも喋って、聞いてみるもんだなぁと思いました。。

まずは、「彦根城を世界遺産へ」について

2004年から、このプロジェクトは、存在していたようで

ずっと、棚上げ(悪く言うとほったらかし)になっていたようで・・・

なぜ今になって躍起になっているかというと、

現状として、世界遺産が増えすぎて、たとえ文化財があって申請しても、

申請すらほぼ通らないそうです。

ですので、彦根城は、幸いにも候補にまでなっているので

最後のチャンスで、せっかく候補になっているのに、

何もしないのは、もったいない

やれるだけやってみよう!

そういうスタンスだそうです。

次に「映画のまち 彦根」について

こんなイメージを私は持っていました。

映画のまち・・・尾道みたいなもの?

大林宣彦監督の尾道三部作とか・・・

彦根を舞台に、映画・・・?

あまりピンと来ませんでしたが、

こういうことだそうです。

映画は、ほぼデジタルで作られていて、

かなり仕事が細分化されています。

確かに、映画のエンドロールの制作スタッフの数は、

びっくりします。

もちろんデジタル技術で、映画の作品は、作れるのでしょうが、

とはいえ、現実の世界での舞台も必要だということです。

文化財の多い彦根は、リアルな題材とデジタル技術に長けた学校を

誘致することによって、その両面を狙い、映画のまちに、

という構想だそうです。

先日も、ネットフリックス配給の映画制作の人が、

来られていたそうです。

確かに、思いあたるものとして、

デジタルハリウッド大学は、東京にあるけど、

東京には、武家屋敷みたいなものや、

蔵みたいなものは、あまりないですもんね。

私も昔、東京の下町、根津神社の近くに

住んでいたことがあって

当時は、近所の魚屋さんで食料を調達してました。

ここ、はなしょうぶ通りには、魚屋さんがあったり、

肉屋さんがあったり、昔ながらの人間関係で

生活が成り立っていて、古きよきものが存在します。

日本らしいものを、東京で維持するのは、困難かもしれません。

経済優先でいけば、人の往来が多い地域で、

昔から続く蔵を残しても、お荷物でしかなく、

壊して、アパート建てたり、他のものに転用したほうが、

お金になる場合が多いですね。

最後に

まとめとして

和田さんが思い描く地域活性化は、

マクロで、地域社会のデザインの部分と、

ミクロな部分の地域の消防団のようなものを

両方されているところが、素晴らしいと思いました。

名刺には、ラグビーの名文句

「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」

そう書いてました。

途中話は、横にそれることは多いですが、

それは私の場合

いつものこと。

多岐にわたって、1時間半ほど、雑談しました。

あれだけ話せるというのは、パーソナルな部分も

あるかもしれませんが、普段からいろんなことを

実践されているからだと

思います。

次回の選挙のときには、1票入れようかなと思いました。

今回は、大物ゲスト、体が大物、元ラガーマンの和田さんでした。

彦根市長の和田さんとは、血縁関係ないと思います。

ただ、同じ名前というだけだと思います。

他にも、興味ある話があったので、おいおい紹介したいと思います。

ちなみに

なぜ彦根なのに、

この地域に、伊勢幾さんや鳥羽やさんがあるかというと

前の道は、中山道につながり、最後はお伊勢さんまでつながっています。

全ての道は、伊勢につながる、昔の人のお伊勢参りの

名残が今も残っています。

創業140年の老舗旅館はいいところでしたね。

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